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声楽とは器楽に対意する言葉で、人の声による音楽の事を言います。
【独唱(1人で歌う)・重唱(二重唱・三重唱)・合唱(混声・女声・男声)】が有り、1つの作品の中に、それらが結合した、【ミサ曲・オペラなど】が有ります。
≪声 種≫
・女声(ソプラノ<高音域>・メゾソプラノ<中音域>・アルト<低音域>
・男声(テノール<高音域>・バリトン<中音域>・バス<低音域>
【西洋音楽における声楽】
≪歌 曲≫
詩を伴った独唱形態の音楽。
ドイツ歌曲を大きく発展させたのはシューベルトで、600曲以上の作品が有ります。
またイタリアでは、19世紀前半にロッシーニやドニゼッティ、ベッリーニなどのオペラ作曲家が歌曲を書いていますが、ドイツのように発展しませんでした。
<作品>
野ばら&セレナーデ(シューベルト)
Ombra mai fu ~オンブラ・マイ・フ~(ヘンデル)
≪合唱曲≫
複数の人が複数の声部に分かれて、複数のメロディーを歌う演奏形態の事を言い、パートの数で、【二部合唱・三部合唱・四部合唱】と呼ばれます。
合唱とは別に、曲の中に、【ソロ・デュエット】が入る事が有り、わずか数小節を歌うだけの作品も有れば、独唱曲に近い(合唱がほんのわずかしか登場しない)作品も有ります。
女声による合唱を、【女声合唱】、男声による合唱を、【男声合唱】と言い、男女の声による合唱を、【混声合唱】と言います。
<作品>
水のいのち(女声:高田三郎)
大地讃頌 ~土の歌より~(混声:佐藤眞)
≪オペラ≫
舞台上で衣装を着けた出演者が、歌を歌いながら演技を行う、【歌劇】の事を言います。
役柄同士の対話はデュエットで行われ、群集などが登場する場面では合唱も加わる事が有ります。
<作品>
フィガロの結婚(W.A.モーツァルト)
乾杯の歌 ~椿姫より~(ヴェルディー)
≪カンカータ≫
単声または多声のための器楽伴奏付の声楽作品の事を言います。
歌詞は、【宗教的な物(教会カンタータ)物】や、【世俗的なもの(世俗カンタータ)】が有り、J.S.バッハは約200曲の作品を作りました。
<作品>
神の時こそいと良き時(J.S.バッハ)